行動化(Acting out)

言語化を基礎とする心理治療において記憶や態度、葛藤が言葉ではなく行動で表現されることを行動化と呼ぶ。現代では治療室外での出来事に関して指す言葉となっている。

例:リストカットや自殺未遂など。

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マインドフルネス

定義
①一瞬一瞬の体験に意図的に注意を向け続けること
②今の瞬間の体験に対して心を開き、好奇心をもってアクセプト(ただ受容する)する。
③結果的に思考や感情に対して脱中心化(他者の視点を理解すること)した視点を獲得し、主観的で一過性という「心」の性質を見極めること。

対義語にマインドレスネスがある。
これはマインドワンダリングに類似した概念であり、過去のカテゴリーに過度に依存し,融通性が低く,物事の新奇な側面に注意を向けることが少ない心的状態を指す。

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ゲシュタルト療法

ゲシュタルト心理学の基本原理は「部分の総和は全体とは異なる」ということである。
具体的に言うと一つの物体が存在したとして、それを分解して一つ一つの細かな部品とする。これらを集めたものと、分解される前のものは同一のものではないとするものである。

ここでは人格の全体性について、ゲシュタルト心理学の「図」と「地」という概念で説明する。感じられる図としての感情と、それまで無視されてきた地としての人格が統合されることで、その人の全体性が完成されるとされている。

ゲシュタルト療法は「いま、ここ」に生きることを重視しているため、精神分析のようにクライエントの過去について探ることはしない。クライエントが「いま」を理解すること、「いま」起こっていることについて気付くように促す。

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局所論 — 構造論(S.Freud)

局所論
意識、前意識、無意識に人の精神は分けられるとする理論。
意識は自ら自任できる領域であり、前意識は注意すれば認識できる。無意識は注意しても認識には上らない領域であり、コンプレックスはここまで抑圧されることによりヒステリーが生じるとされていた。

構造論
人の精神はイド(エス)、自我、超自我からなるとする理論。
イドは快楽原則に従う。自我はそれを適度に抑える役割を果たし、超自我はそれらの動きを調整する役割を担う。

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地域援助

コンサルテーション
ある領域の専門家が適切に問題に対処できるよう、心理学の専門家が支援すること。
コミュニケーション心理学の発想。

リエゾン
複数の専門領域の専門家の連携が円滑に進むように活動すること。チーム医療でしばしば用いられる。

セルフ・ヘルプグループ
共有の悩み・経験を持つ人々が集まり、問題の解決及び軽減を目指して活動するグループ。

アカウンタビリティ
臨床心理学の地位向上を目的と死、社会に向けて説明を行うこと。

アドボカシー
権利を主張することが困難な人々の権利と思想を援助者が代弁し、それらを守る事。

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母性愛剥奪(マターナル・デブリベーション)

母子相互作用が形成されない状態を指す。
ボウルビィが提唱した概念であり、子どもが母性的な養育から引き離されるような体験をすると、その後の性格形成に重大な影響を及ぼすという見解。

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LD(局限性学習障害)

定義(1999年,文科省)

基本的には全般的な知的発達に遅れはないが、聞く、話す、読む、書く、計算するまたは推論する能力のうち、特定のものの習得と使用に著しい困難を示す様々な状態を指すものがある。
学習障害はその原因といて中枢神経に何らかの障害があると推定されるが、視覚障害、聴覚障害、知的障害、情緒障害などの障害や、環境的要因が直接的な要因ではない者。

疫学

公立の小中学校で4.5%
聞く、話すに障害→1.7%
読む、書くに障害→2.4%
計算、推論に障害→2.3%

合併症

・チック
・てんかん
・発達性言語障害
・ADHD

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尺度水準

一.比例尺度

絶対原点を持つ。cm,g,などの物理的尺度の多くはこれにあたる。

二.間隔尺度

絶対原点を持たないが、等間隔性をもつ。温度等がこれにあたる。

三.順序尺度

等間隔性、絶対原点がない。序列・大小関係をもつ。戦績の1位、2位など。

四.名義尺度

純粋なカテゴライズのみを示す。

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スーパービジョン

臨床心理士は専門性の維持、向上を図るため経験年数の多い臨床心理士に指導を受ける必要がある。これをスーパービジョンと呼び、受ける側をスーパーバイジー、指導する側をスーパーバイザーと呼ぶ。

一般的に50分の治療面接ごとに一時何のスーパービジョンを行う。

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身体性表現性障害(旧:心身症)

概要

医学的に説明不能の身体症状や身体的なとらわれを特徴とする疾患の総称。

原因

不安や葛藤、ストレスなどの心理的要因。また、この疾患を抱えるクライエントに特有の性格特性としてアレキシサイミアがある。

症状

一. 変換症(転換性障害)

知覚や運動の麻痺。具体的には視力や張力の喪失。器質的な障害はない。

二. 身体化障害

複数の身体症状が数年間反復的に持続する。

三. 疼痛性障害

激しい苦痛を訴える。SUD等で心的現実を重視していくべきか。

四. 身体醜形性障害

自分の外見が以上だと思い込んでしまう。整形手術を繰り返す者もいるが、その苦しみが癒されることはない。

五. 心気症性障害

心身の些細な感覚に敏感に反応し、重大な病気ではないかと思い込んでしまう。

 

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